「店舗開発という仕事」の将来は?~求められる“これまでとは異なる考え方”とは?~

少子高齢化が進む中で今後も店舗をどんどん開ける企業はあるのか?店舗開発の仕事はなくなってしまうのではないか?といった、店舗開発という仕事の将来を危ぶむ声をこの1ヶ月で何回か耳にしました。

これは、まだ若い店舗開発担当の方には深刻な問題かもしれません。

市場が縮小することをどう考えるかですが、多くの方は、どちらかと言えば悲観的になってしまうのかもしれません。しかし、ものは考えようです。

市場が拡大したり、景気が良かったりする時期というのは実力のないものでも勢いで成長できてしまう可能性があるのに対して、市場が縮小したり、景気が悪くなったりする時期というのは“本物”だけが生き残ると考えることもできます。

数は減るかもしれませんが、新規の業態やブランドは常に現れるでしょうから、店舗開発という仕事そのものが無くなることはないと思いますが、つい最近までのように、単に総店舗数を増やすだけのために新規出店を考えていれば良いというわけにはいかなくなるでしょう。これまでとは異なる考え方が求められるようになると思います。

そこでは、個々の店舗の“役割”のより厳密な説明が求められるようになり、“役割”の終わった既存店の閉店やリロケーション、業態転換をも関連させつつ新規出店を考えること、言い換えると、企業全体として必要とされる店舗数を維持しつつブランドの活力を保ちつづけるような店舗網を管理する視点のようなものが必要とされるように思います。そのためには、より大局的な視点で自社の店舗網を捉える訓練をしておく必要があるように思います。そのために一役買うことができるような情報発信ができるよう今後も努めて参りたいと思います。