「商圏の大きさは時間と共に変化する」の原則

商圏の大きさは時間と共に変化する

一号店に行列ができているとき、店舗の商圏は広域に広がっています。

しかし、その状況が永久に続くことはありません。つまり、商圏の大きさは時間と共に縮小していきます。

リテーラーは、自社の店舗の標準的な商圏の広さを定期的に定義しなおす必要があります。それによって、個々の地域市場での出店数が決まります。

チェーン店それを考えるにあたり、難しい点は、地域市場間でも商圏の広さが異なることです。参入間際の地域市場では商圏が広い一方、出店が進み浸透が進んだ地域市場での商圏は狭くなります。これは、顧客が店舗に期待する事柄が異なることをも意味します。

店舗・顧客は、時間軸を加えた新たな基準で細分化されるべきなのです。

関連動画(店舗開発という仕事チャンネルより)

■ 「商圏」とは何か?商圏調査・商圏分析の方法は?【店舗開発用語解説】

「商圏」とは何か、定義は?商圏調査・商圏分析の方法や注意事項は?商圏はなぜ把握する必要があるのか?実務に即して簡潔にご説明します。

【目次】

  • 00:00 本日の講義内容
  • 00:31 商圏とは何か?(定義)
  • 01:06 “行き先”の反対語は何か?→その場所の集まりが商圏
  • 02:36 “直前に”の意味~商圏の調べ方と、商圏調査の注意事項~
  • 05:45 商圏を把握する際に注意すべきこと
  • 08:57 既存店の商圏を知らないことによる主な弊害
  • 11:49 商圏を調べる際に、いきなり顧客に尋ねるのは難しい場合は、どうすればよいか?