商業施設の商圏を調べる方法~タダでもできる市場調査~

タダでもできる市場調査【フィールドワーク編】

身の回りには、自分の目や手足を使えば、タダで手に入るデータがたくさんあります。それを使わない手はありません。

ここにご紹介するような簡単な調査をするだけで、物件の提案書や売上予測の根拠づけが強化され、ぐっと説得力のあるものになります。

商業施設の商圏を調べる方法

郊外のショッピングセンターに車で行くと、私は、駐車場に停まっている車のナンバープレートについ目が行ってしまいます。

確認するのは、練馬、袖ヶ浦、いわき、浜松、久留米などの運輸局の支局を示す地名です。最近はご当地ナンバープレートとして新しいものも出ているようです。

ナンバープレートの地名を確認することで、そのショッピングセンターの商圏を想像することができます。

少数の地名に集中しているなら、地元の固定客が主体だな、とか、規模の大きいショッピングセンターの場合は多くの地名に分散していることが多く、一番遠いナンバーはどこか、つい調べてしまいます。はるか遠方のナンバーがあると、連休で帰省している人かな、とか、引っ越してきた人かな、などと考えてしまいます。

関連動画(店舗開発という仕事チャンネルより)

「商圏」とは何か?商圏調査・商圏分析の方法は?【店舗開発用語解説】

「商圏」とは何か、定義は?商圏調査・商圏分析の方法や注意事項は?商圏はなぜ把握する必要があるのか?実務に即して簡潔にご説明します。

  • 00:00 本日の講義内容
  • 00:31 商圏とは何か?(定義)
  • 01:06 “行き先”の反対語は何か?→その場所の集まりが商圏
  • 02:36 “直前に”の意味~商圏の調べ方と、商圏調査の注意事項~
  • 05:45 商圏を把握する際に注意すべきこと
  • 08:57 既存店の商圏を知らないことによる主な弊害
  • 11:49 商圏を調べる際に、いきなり顧客に尋ねるのは難しい場合は、どうすればよいか?